50代からの腰痛とは?

腰痛は、その名の通り腰が痛くなる病気です。腰痛と聞くと、腰周辺が痛むようなイメージですが、腰痛の範囲はとても広くて背中側の肋骨の下~お尻までが対象です。ある特定の症状を指すわけではなく、腰痛を引き起こしているさまざまな疾患の総称となっています。腰痛は、さまざまな要因が重なることによって起こります。しなやかに動けるように構造的には弱くできていることから、故障が起こりやすいといわれます。

特に多いとされるのは、腰の骨に負担がかかり神経を圧迫することで痛みがでるケースです。感染症や炎症・腫瘍・がん・ストレスによって腰痛が発症することもあるので注意が必要です。原因によって、腰の痛み方もさまざまあります。腰を曲げたときに痛い、疲労を感じたときにだけ痛む、腰からふくらはぎにかけて広範囲にしびれがある、急に刺すような痛みに襲われる、発熱を伴い動けなくなるなど人により異なります。ただし、腰痛の原因が特定できるのは約15%程度で、残りの約85%は原因不明とされています。レントゲンは骨をメインに撮っています。痛みの原因となる筋肉・軟骨・神経などは見えづらいため、骨に異常がない場合には、腰痛の原因を判断しにくいといわれます。