骨粗しょう症のための食事法とは?

骨粗しょう症を予防するためにもっとも大切なのは、生活習慣を改善することです。毎日の食事には、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどの骨の形成に良い栄養素を積極的に摂ることが必要です。 組み合わせとしては、カルシウムとビタミンDを同時に摂ることにより、カルシウム吸収率が格段に良くなります。高齢になると、食の好みが変わりお肉を食べなくなるなど、全体的に小食になりタンパク質の摂取量が不足する傾向にあります。 タンパク質の摂取量が少ないことにより、骨密度低下が起こるので、日ごろから意識してタンパク質を摂りましょう。栄養やカロリーのバランスのよい食事を、規則的に毎食摂るのが食事療法の基本となります。どうしても足りない部分に関しては、手軽なサプリメントで補給するのも良いでしょう。

また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、紫外線を浴びることで作られます。夏の太陽を長時間浴びるのは、日焼けなどの皮膚ダメージに繋がってしまいますが、適度な日光浴は骨の健康に最適です。冬であれば30分~1時間程度の散歩に出かけたり、夏であれば木陰で30分程度過ごすだけでも大丈夫です。 屋内で過ごすことの多い高齢者や、美容のためといい過度な紫外線対策を行っている人では、ビタミンD不足が懸念されます。歳を重ねた方こそ、積極的に外出する機会を作り紫外線とうまく付き合っていきましょう。