コラーゲンとは?

コラーゲンはタンパク質の1種です。タンパク質・炭水化物・脂質は三大栄養素と呼ばれていて、人間の身体を構成するために必要な成分です。人間の身体をつくっているタンパク質のうちの約30%はコラーゲンだといわれます。コラーゲンは、肌によさそうだから何となく摂り入れているといった方もいるでしょう。しかし、実際には肌だけでなく身体全体に存在しており、骨・腱・血管などにも多く含まれるので人体の構造には不可欠な成分なのです。

また、コラーゲンを構成しているアミノ酸の生成には、ビタミンCとビタミンAが必要です。もし、ビタミンC・ビタミンAが不足してしまうとコラーゲンの合成ができなくなるので、同時に摂取することをオススメしています。歳を重ねた方に多い骨粗しょう症は、カルシウム不足だけ注意すれば良いのではなく、年齢による体内のコラーゲン減少も要因とされています。骨がもろく折れやすくなることを防ぐのは、コラーゲンが骨の内側の柔軟性を保つ力があるから。コラーゲンを多く含む食品の代表は、ゼラチン・鶏の手羽先・フカヒレ・牛すじ・鶏皮です。毎日の食事から必要なたんぱく質が摂取できていれば、コラーゲンが不足することはありません。しかし、偏った食生活の方は注意が必要です。